姫路に3ヶ所ある岡本太郎氏のパブリックアートを訪ねてみた。
表題のまんまですが、このたび兵庫県姫路市へ岡本太郎氏のパブリックアートを訪ねてみました。
私は兵庫県在住なのですが、兵庫県には岡本太郎氏のアート作品が見れる場所が西宮市、龍野市、そして姫路市にしかありません。
姫路市は普段あまり行くことはないのですが、岡本太郎スポットとしては兵庫県下ではパブリックアートが3点も見ることができるという、かなりアツいスポットだったりします。
というわけで、そのレポートです。
Contents
まずは、姫路市立総合スポーツ会館の「躍動」を見学
姫路バイパスの「中地」インターを降りてすぐに見ることができるのが、姫路市立総合スポーツ会館という柔道・弓道・剣道場、卓球場、プールといった施設のある建物の正面の広場に建てられたモニュメント。
作品名は「躍動」といい、1981年の作品です。
岡本太郎らしい、エネルギッシュな動きのある造形で、作品名の通り躍動を感じることができます。
作品説明によると、勝ち負けではないスポーツの喜びや、無条件に心躍らせる自由感や生きる喜びを表現しているとのことです。
台座部分にはコバルトブルーのモザイクタイルが敷き詰めてありました。
ちょっと汚れが目立ちますね…お手入れとかされているのか少し気になってしまいました。
しかし、空をバックに撮影すると相性が抜群というか写真がヘタクソな私が撮影してもそれなりに見映えする写真になってくれます。
もう、これは被写体の力としか言いようがありませんww
続いて、書写山ロープウェイで「椎名鱗三文学碑」を目指す!
続いては書写山のロープウェイで山上を目指します。
車では現地に直接行くことは不可能。麓のロープウェイ乗り場の駐車所はロープウェイ利用者なら駐車料金無料なので、ここに停めます。
ちなみに、ここにあるのは彫塑や絵画ではなく、「書」です。
このロープウェイの上った先には圓教寺という、映画「ラストサムライ」の撮影にも使われた有名なお寺があるのですが、今回はお寺には行きません!
ロープウェイは往復 大人1,000円です。
さてさて、山上に到着すると通り過ぎそうになってしまう駆け上がりの広場にお目当ての石碑があります。
岡本太郎が親交のあった小説家・椎名鱗三の文学碑のために書いた文字で、「言葉のいのちは愛である」と彫られています。
その字は躍っているような躍動感があり、梵字のような不思議な雰囲気を持っていますね。
お目当ての石碑を見たので、下山!
滞在時間は10分ほどだったかも…w
ロープウェイのガイドさんもすぐに下山したからびっくりしただろうなw
夢前バーズタウンの「若い泉」へ
前出の2点は割と場所が近いのですが、「若い泉」のある夢前という場所は少し…かなり?離れた場所で、姫路でも奥に入り込んだ場所…。
本当なら龍野市にある「繚乱」という作品も一緒に巡りたかったのですが「若い泉」が少し離れているので今回は断念しました。
まぁ、地図で見ると3つとも等間隔くらいで並んでいる感じなんですがw
バーズタウンという住宅地の入り口に「若い泉」は建てられています。
見た目は「午後の日」や「若い夢」といった作品のコミカルなキャラクターの感じで、今は枯れてしまっていますが、本来は口から水が流れる仕様だったみたいですね。
「若い夢」の「泉」仕様だから「若い泉」ってことなのかな?
台座の「若い泉」の文字は太郎さんの字ですね!
1974年の作品。構想を練るために太郎さんもこの地に訪れたということですが。
もう半世紀近く前の話なんですね…。
しかし、口から水が流れないのは製作者の意図に反しているってことになりますね、作品名的にも説明がつかなくなりますよ?
これは口から水が流れる、本来あるべき姿に戻ることを期待します…。
姫路市の岡本太郎パブリックアート巡り まとめ
というわけで、姫路市の3ヶ所のアートを探訪してみました。
ARTのページにも作品を追加しておきますので興味のある方はぜひ訪れてください。
ちなみに圓教寺を拝観するには別途入場料が必要ですのでご注意ください!
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