明日の神話

明日の神話

「明日の神話」は原爆の炸裂の瞬間がモチーフとなっています。
1954年にビキニ環礁の水爆実験で被爆したマグロ漁船、第5福竜丸がマグロを釣り上げる様子も描かれており「原爆の爆発で世界は混乱するが、人間はその災い、運命を乗り越え未来を切り開いていく―といった気持ちを表現した」と太郎さんは作品を説明しています。
秘書であり養女でありパートナーでもある敏子さんは、岡本太郎氏の最大にして最高傑作である、と語っています。
1968年から翌年にかけて 「太陽の塔」 と同時に並行して製作された岡本太郎の代表作の一つでもあります。

もともとはメキシコオリンピックのために建設される予定だったホテル「 オテル・デ・メヒコ 」のロビーに描かれる予定だった壁画。
太郎さんは何度もメキシコへ足を運び作品を完成させましたが、依頼主のホテル経営者の財政状態が悪くなり、ホテルはオープン前に未完成のまま放置され、建物は人手に渡り、「明日の神話」もロビーから外され行方不明に。

2003年にメキシコ郊外の資材置き場から発見され、その後解体や輸送、修復を経て2008年に現在の渋谷マークシティの連絡通路へ取り付け、11月17日に除幕式を行い、一般公開されることとなりました。

作品データ

所在地 〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1丁目12−1
製作年度 1969年
作品サイズ 横幅3000cm×高さ550cm
作品の種類 絵画